山林売買・山林管理の新会社「山いちば」京都新聞経済面に掲載

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2017年8月30日付の京都新聞経済欄に、株式会社山いちばの記事が掲載されました。

タイトルには「ネットで山林売買仲介」、「立木管理、伐採も 木材販路拡大狙う」との見出しが付き、記事中では山林売買仲介、立木の管理や伐採、木材の販売、ドローン(小型無人機)による調査など、山いちばのビジネスモデルを紹介していただきました。

まだ何の宣伝もしていなかったし、ホームページも急ごしらえでしたが、新聞に出してもらった効果は絶大で、かなり問い合わせが入りました。

山いちばの業務 山林売買、立木の処理、境界線確定、山林管理

山いちばの業務ですが、基本的に山林売買の仲介を行う会社です。ホームページ一番上に並んでいるメニューがメイン業務です。山林売買、立木の処理、境界線確定、山林管理その他ですね。

山林売買・仲介

まずは山林売買です。山林の場所や立木の種類、樹齢を査定し、専門業者による買い取りや企業向け販売などの方法、売り主、買い主同士のマッチングを通じて、山林の売買・仲介業務を行います。掲載物件はこれからどんどん増やしていきます。

立木の買取

山自体にそれほどの価値がなくても、ヒノキやスギなどの立木に価値がある場合は、立木を伐採して販売するということも行います。この業務は立木の査定から切り出し、搬出、業者やマーケット向けの販売まで含みます。

山林の維持管理

また、山林、立木ともにそれほどの価値がなくても、間伐や下草刈りなどを行って山林を管理しながら、将来的に価値のある樹木を育てるというやり方もあります。この場合は森林組合などを紹介し、管理委託を仲介します。

山林の維持管理には補助金が出るので、年間のメンテナンスにはそれほどのお金はかかりません。こういったことは一般ではあまり知られていないので、きちんと周知していきたいですね。

境界線の策定業務y

境界線の策定業務も行います。山林の境界線は代を経るごとにあいまいになることが多く、例えば田舎の山を三代に渡って相続したり、遺産分割で山を分けたけど、いざ現地に行ってみると時間の経過や樹木の成長により、どこが境界なのかわからないという事例がたくさんあります。

こうなると山林売買や相続の時に支障が出るし、どれが誰の木なのかもわからなくなります。しかし、山のプロが見れば一目瞭然だそうで、ドローンを使った上空からの調査も含め、きちんと境界線を確定させます。

山いちば 設立の動機

山いちばのメンバーは当初3人で、それぞれが林業(比賀木材)、製材業(京北商会)、ウェブ制作(ウィンドミル)という本業を持っています。

3人とも各分野の専門家であり、その知識を生かして山林業務全般のポータルサイトのようなものを作れないかというのが山いちば設立の動機でした。

林業や製材業は昔ながらのビジネススタイルのままで、インターネットやIoTなどの新しいテクノロジーに対する取り組みも遅れています。このような状況に一石を投じるため、インターネットを活用し、ITやドローンといった時代の流れも取り入れて、新たな林業ビジネスのモデルケースを作っていけたらと考えています。

また、山林は日本国土の3分の2を占めるほどの広大な面積があり、私有林、保有者の数が多いにもかかわらず、山林の資産価値やその重要性、問題点についてあまり注目されていないのが現状です。

一つ例を挙げましょう。日本の少子高齢化が進むにつれ、都市部の住民が相続により山林保有者となるケースが増えています。今まで山に入ったこともないような方が、山林の維持管理や境界線の確立、立木の処分といった問題に直面しても、誰に相談すればいいのかわかりませんよね。

この問題を放置すると、山林放棄や所有者不在が増えるだけでなく、山林の維持管理ができなくなるので、国土の保全に大きな役割を果たしている山林の荒廃につながります。

林業や製材業にとって、この問題は自分たちの未来に関わる話です。

山林をもっと身近に 山林所有の楽しさやメリット

一般ではあまり知られていませんが、山林を所有し維持管理することはそれほど難しいことではありません。

山林は私有財産であるとともに、日本国土の大部分を占める貴重な資源でもあります。そのため、国や各自治体は税金を投入し、私有林に対しては補助金制度を設けて森林の育成と保全を行っています。

また、山林を所有すると税務や経費の面で優遇され、山林の維持管理も補助金や森林組合などの手厚いサポートがあります。

所有者にとって山林は不動産や住宅と同じ財産であり、スギやヒノキを植林し成長させることによって得られる利益には投資と同様の価値があります。さらに、山林を所有することは日本の環境保全や資源の育成、地球環境を守るための重要な役割を果たすという意義もあります。

日本人にとって山林は身近な存在にもかかわらず、山林の現状や山林所有の楽しさ、メリットがほとんど伝わっていませんでした。この状況を少しずつ変えていきたいと考えています。

「山いちば」は山林の広報マン

山林

現在の林業は、近年増え続けている放置林、外材の流入、林業家の高齢化など、様々な問題を抱えています。

林業の現状や抱える問題、未来に向けた林業の可能性を皆さんに知ってもらうため、山いちばは山林の広報マンになりたいと考えています。

株式会社山いちばは8月に創業したばかりで、広報体制もほとんど整っていませんが、今回の京都新聞記事掲載を通じて、山いちばの理念を多くの方に伝えることができました。

創業したばかりの会社にとって、これだけの追い風が吹いたことは幸運以外の何物でもありません。取材していただいた京都新聞記者の高野様には御礼申し上げます。