山歩きや林業に必須 スパイク長靴なら斜面や雪でも大丈夫!

山歩きや林業で一番重要な足元の装備、スパイク長靴をご紹介します。スパイク長靴は長靴の底を分厚く頑丈にして、滑り止めのピンを埋め込んだものです。

林業では常に山の中で作業することになりますが、当然ながら整備された道はほとんどありません。いつも足場の悪い斜面で作業したり、通いみちや獣道を歩くので、滑り止めのないスニーカーや長靴では踏ん張りが効かず、転んだり滑り落ちたりして非常に危険です。

でも、スパイク長靴があれば、滑りやすい急斜面や、コケに覆われた石が転がる沢歩き、踏ん張りのきかない下り坂、雪に覆われた冬場の山中で絶大な効果を発揮します。

以前に普通の靴で山に入ったときはヒドイ目に合いましたが、改めてスパイク長靴を履くと足元の安定性が全然違うので驚きました。

スパイク長靴は山仕事の安全を確保するための大切な装備です。自分の身を守るため、それなりの金額を出してしっかりしたものを購入してください。

マルゴ マジカルスパイク

スパイク長靴 スパイクピン

スパイク長靴の選び方ですが、林業関係者に聞いてみたところ、オススメのスパイク長靴として挙がったのはミツウマの岩礁、サプラー、マルゴの3ブランドでした。どれも1万円~2万円ぐらいで、長靴にしてはえらい高い値段です。

とはいえ、一度きりならともかく何回も山に入るのであれば、足元の装備にはお金を掛けるに越したことはありません。

山仕事の安全を確保する上で、靴は一番重要な装備と言っても過言ではないでしょう。ホームセンターに行けば安いスパイク長靴もありますが、装備をケチったばかりに足を滑らせて谷に転落したり、木や石にぶつかって大怪我するのは割に合いません。

さて、今履いているスパイク長靴はマルゴのマジカルスパイクです。amazonでスパイク長靴を探していたら、たまたま半額以下になっていたので即購入しました。

マジカルスパイクの商品説明は以下の通りです。

山林作業、土木作業、傾斜地での作業に適したスパイク長靴。防滑スパイクソールは、鋼製スパイクとゴムスパイクが斜面で威力を発揮。フィット性に優れる細身形状で、ウレタン裏地を採用した防寒仕様になっています。

裏側のスパイクソールには、ゴムのブロックとスパイクピンが何本も埋め込まれています。スパイクピンは二重のWピンで、不安定な地面をしっかりグリップします。

スパイク長靴 スパイクピン

長靴の胴部はナイロンとゴムの二層構造で、鋭利な木の枝が刺さったり、岩と擦れても破れにくくなっています。

スパイク長靴 マジカルスパイク

履き口にはマジックテープで留めるフードが付いています。これで長靴の中に土や木の枝が入るのを防ぐことができます。

スパイク長靴 フード

サイズ感も悪くありません。履いてみるとちょうどいい大きさでした。長靴なので普通の靴よりは重いですが、軽量設計なのでさほど重さは感じません。

山では整備されていない道を長時間歩くことになります。また、倒木を乗り越えたり、足場のない斜面を登ることも多く、フットワークの軽さはかなり重要です。

マジカルスパイクは性能と重さのバランスがうまく取れている長靴だと思います。

ちなみに、マジカルスパイクを販売するマルゴは、1919年創業の足袋や作業靴を製造するメーカーで、社名の由来は「世界五大陸を制す」だそうです。

参考サイト 株式会社 丸五

あと、体力に自信のない女性や高齢の方がスパイク長靴を購入するときは、マジカルスパイクよりも軽いミツウマの岩礁がいいかもしれません。両方を持って比べてみると、重さの違いがよくわかります。

ミツウマ 岩礁

過酷な山の中でも抜群の安定感

山に入ると、平坦で歩きやすい道はほとんどありません。山道を歩くと倒木や岩などの障害物だらけですし、斜面に沿った通い道も、か細くて不安定です。

山 通い道

急斜面では昇り降りだけでなく、その場で杭打ちなどの作業をすることもあります。

山林 急斜面の作業

山の中では沢や小川を渡ったり、流れに沿って歩くこともあります。周りの石は濡れているし、コケや草に覆われているとさらに滑りやすくなります。

山の小川

山の中は悪路の連続で、整備された道路もないし、階段もありません。こんな場所でグリップのない普通の靴を履いていると、本当に命にかかわります。

でも、マジカルスパイクはWピンのおかげで、どんな場所でもしっかりとグリップしてくれます。たとえば、このような斜面に沿って歩く時です。

表面が土や砂なのでグリップは効かず、当然ながら道や足場もありません。

山林 急斜面

このような不安定な場所でも、スパイク長靴なら滑り落ちることなく歩いて行けます。

スパイク長靴

雪の山道でも大丈夫

先日入った山は、市内からそれほど離れていないのですが、所々に雪が残っていました。道も一部がアイスバーンになっていて、普通のタイヤでは入れない場所です。

雪が残る山林

こんな雪の山道でも、マジカルスパイクは抜群のグリップ力を発揮します。

スパイク長靴

路面がアイスバーンになっても滑らないので、雪国では雪かきによく使われているそうです。

スパイク長靴 雪山

スパイク長靴を履いた感想

スパイク長靴を履いてみると、普通の靴と比べて足元の安定感が全く違うことに驚きました。

スパイク長靴

今のところ、スパイク長靴を履いて危ない思いをしたことは一度もありません。Wピンが地面をしっかりとグリップしてくれるので、山の中を縦横無尽に歩き回ることができます。

スパイク長靴は林業や山歩きだけでなく、登山、雪中の作業にも使えるでしょう。あとは耐久性ですが。これは使う人の脚力や体重、使用状況によって変わるので、しばらく使ってみてから判断します。

少し気になった点ですが、スパイク長靴は登山靴ではないので、足首は柔らかいままで固定されません。グリップ力の代償として足首や膝に負担がかかりやすいので、慣れないうちは無理な歩き方をしないほうがいいでしょう。

林業のプロは軽くてより自由度の高いスパイク足袋を履くこともあります。どちらを履くかは、現場に応じて使い分けているみたいですね。

スパイク足袋

山仕事の安全を確保する上で、靴は一番重要な装備と言っても過言ではありません。転倒やスリップなどの危険を防ぐために、山仕事用の靴にはそれなりの金額を出して、きちんとしたものを購入するようにしてください。